コロナの制限が緩和され、世の中が再び動きはじめています。
コロナは、多くの人の生命を奪い、雇用や経済、コミュニティの希薄化など、深刻な問題を引き起こしました。しかしそのいっぽうで、コロナをきっかけとして、オンラインなどテクノロジーの急速な普及が、教育や地域格差を縮め、柔軟な働きかたを生み出すなど、多くのメリットも生み出したのではないでしょうか。
まもなくお盆の季節です。お盆とは、亡くなった先祖やご家族を慰霊する伝統行事で、当院ではコロナ前までは、多くの皆さまが本堂に集まり、塔婆奉納する形式で大法要を執り行っておりました。コロナが落ち着きを見せてはいるものの、残念ながら今までのように、狭い境内に千人以上がお集まりいただくような形式での開催は難しい状況です。そこで本年は、コロナ後の社会通念や価値観の多様化に、より柔軟に応じるべく、別紙の通り、新しい形式でお盆の法要を開催することとなりました。ご不明の点やご意見などは遠慮なく寺務所にお寄せいただきたいと思います。
超高齢社会、さらには多死社会の到来とも言われる昨今、すがも平和霊苑の利用者も年々増え続けております。当院の限られた境内を効率よく生かし、できるだけご参詣の密集・混雑の緩和をはかりつつ、皆さまにとりましてより有意義なお盆供養を実現すべく尽力致します。何卒ご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。
合掌
南無大師遍照金剛
南無三界万霊 功徳院住職 松島龍戒